@ 期 日 平成17年10月26日〜10月28日
A 調査場所 北海道 【札幌:ニセコ町:室蘭】
B 調査事項
☆ 札幌厚別コンポスト工場(下水道汚泥のリサイクル)
☆ 札幌市中央卸売市場
☆ ニセコ町観光協会株式会社
☆ 室蘭市港湾振興:NPO法人のまちづくり
C 参加者
三浦睦男、宮崎健、宮崎卓、田中良典、野崎清市、平野潤二
嶺川美實、大津保規、井本敏男、進藤健介、青木茂
<工場の概要>
コンポスト工場は、昭和59年7月に操業を開始した。
札幌市は183万人の人口であり、10ヶ所の下水道処理場があり、厚別処理場は30万人の処理場で、工場から排出する金属系の有機物が含まれない為に、肥料として利用できる。コンポスト工場は処理場と隣接地にあり、汚泥の運搬も近距離であり、コストも安い。
札幌市の脱水ケーキは年間20万tであり焼却灰3万トン、コンポスト4,500tである。
製品は2ヶ月完熟発酵させ、北海道農業組合、資材センター等で販売している。
所 感
循環型社会のなかで、リサイクルは重要な課題である。又下水道汚泥の処理は大きな課題である。
厚別工場で生産される肥料は、年間4,500tであり、8割が農業用に販売されている。当初は粉状の袋詰めであったが、散布し難いと苦情があり、改良され粒状加工の機械を導入し、ほとんどが500kgのフレコンでの販売になっている。
この工場は昭和59年に操業し、建設費100億円がかかっている。
運営形態は、札幌市から委託されており、委託費は、年間4億5千万円計上されている。
販売単価は、一般向けが20kg380円、フレコンがt当たり1万3千円である。
製造コストは、ランニングコストがt当たり26,000円かかり、各地への輸送費が年間1,400万円が市の負担となっている。
厚別工場のコンポスト生産には多額の費用を要し、販売の収入は微々たるものであり、厳しい財政状況では、リサイクルの評価と、存続の必要性の選択が来年度に決定されるようである。
唐津市の処理は、業者に委託しt当たり10,000円〜13,000円の処理費を負担している。
下水道普及率が向上してくると、汚泥の量も増え、処理問題が課題となる。
現在は肥料でのリサイクルが主であるが、需要の増加は見込めない。
他の処理は、焼却後にセメントの材料、ブロックの原料、舗装材、火力発電所での燃料での活用があるが、乾燥施設が必要となり今後の検討課題となる。
製品は1次発酵、2次発酵を経て2ヶ月間完熟発酵し、出荷される。
当初は粉状の製品であったが、取り扱いが難しいので粒状化の技術研究がされ確立される。
出来上がった肥料は8割が農業用で、500キログラムのフレコンに詰められ各地区へ配送される
汚泥脱臭装置